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免疫グロブリン大量療法(IVIg療法)

・作用起序

γ―グロブリンを大量に点滴で静注するとMφのFc受容体がγ―グロブリンによって満たされ、血小板に結合した自己抗体を認識できなくなる。これによりMφによる血小板の貪食が抑制され、血小板数の減少が食い止められる。

副作用として肝炎。





免疫複合体の除去は,肝Kupper細胞,組織マクロファージにより行われる

大量の免疫複合体が存在すると組織に沈着し組織障害が起こる.

補体の初期経路は免疫複合体の除去を行うため、補体の古典経路が活性化されないと免疫複合体が沈着し自己免疫症状を招くことが考えられる。



http://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/protein/C3.htm

C3bがオプソニン物質として作用。
C3bのオプソニン作用は、IgGとならんで異物排除機構に重要である。
赤血球のCR1は、C3bを結合した免疫複合体と反応し、それらを網内系へ運搬、除去するのに重要な働きを担っている。



http://www.asahi-kasei.co.jp/medical/shikkan/eritematodesu.html
治療は、病気の経過や病態に応じて行われ、副腎皮質ホルモン製剤(ステロイド剤)や免疫抑制剤の投与などがありますが、効果が得られない場合、血漿中の自己抗体(抗核抗体)およびその反応物(免疫複合体)を除去する目的で血漿交換療法が用いられます。