dejavu

私が学部3年のクソガキだった時分は、修士2年のセンパイが進路に迷って、卒業後ドクターでなく地方公務員の道を進むことを選んだとき「なんちゅう無駄なことを」、、と思っていた。しかも、修士論文を提出しおえて、いざ卒業するぞという時期になってようやく教授に相談していたのだ。いやあ、よく覚えているよ。バレンタインでクッキーをあげたまさにその日だもん。

「先生は俺がドクターに進むと思ってるから言いにくいんだよね、、。あ、先生戻ってきた。今から話しに行ってくる」

今、全く同じ状況に立たされている私。よくわかるよ。でも教職についていたらよくある話だろうから、先生もそんなにびっくりしないだろう。

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私はセンパイのことが好きでわざわざクッキーあげたし、ケータイにふざけたメール送ったり、センパイの友達と遊んだりもしたんだけど、「XXさんは俺にはもったいない」と言ったり、周囲には

「XXさん(←私)は別に俺のこと本気じゃないみたい、、、」

と弱音をもらしていたというから、マッチョな見た目に反してけっこう優柔不断なところがあったのだろう。

そして、しばらくの間

「卒業後、実家に戻ったが就職もしないで地方公務員の勉強をしているので、居候のような気分。家族にいつまでぶらぶらしてんのと文句いわれて肩身が狭い」

と気弱なメールが届いた。それをみて「意外と弱いんだな、、」と思った。だって私自身も優柔不断だし強い人間ではないので、どちらかというと、相手には逆にスパッと決めてもらいたいのだ。今は当時ほど男性を見る目は厳しくないけど、依然としてリードされたい願望は強い。

しかし、女にリードされたがる男の多さと言ったら!何でだろう、うちの大学に限ってそういう人が多いのだろうか。